ナマステ。ライターのザバルダスト神田です。今回は日本人が知らないインドの秘境10選を紹介します!ほとんどが日本のガイドブックには掲載されていない場所なので、以下で紹介する場所を知っていたらあなたはかなりのインド通です。では早速紹介しよう!
1.リビング・ルート・ブリッジ
インドの北東部のメガラヤ州に「リビング・ルート・ブリッジ」(Living root bridge)と呼ばれる橋があります。メガラヤ州には数多くの木の橋がありますが、特に有名なのは2階建になっている写真の木の橋です。
この橋は自然にできたわけではなく、「インドゴムノキ」という種類の木を活用し、人間によって作られました。180年以上前から存在しているらしく、自然のパワーを感じる場所です。
2.ガンディコタ
アンドラ・プラデーシュ州のある小さな村「ガンディコタ(Gandikota)」にある渓谷です。その見た目からインドのグランドキャニオンとも称されています。
外国人観光客はあまり訪れない場所のため、この景色を独り占めできちゃいます。夕暮れ時に訪れれば、赤く照らされた渓谷に感動すること間違いなし。ちなみに崖の高さは90m近くあるので、はしゃぎすぎに注意。
3.ロクタク湖
マニプール州にあるロクタク湖(Loktak Lake)です。一見すると普通の湖ですが、「ファムディス」と呼ばれる円形状の浮島が湖のあちこちに点在していることが特徴です。地元の漁師が自身の漁業のために作った人口の島なんです。
マニプール州自体、観光客が少ない地域のため、秘境に認定しました。
4.グルドンマル湖
またもやインドの湖の紹介です。ヒマラヤをのぞむシッキム州の奥地、標高5,430 mの山の中にグルドンマル湖(Gurudongmar Lake)は佇んでいます。シッキムの首都ガントクから190kmほど離れており、険しい道を通らなければこの美しい湖にたどり着くことはできません。
インドで有名なパンゴン湖よりも、このグルドンマル湖は標高が高いため、雪に染まった白い山と青い湖のコントラストを鑑賞できるでしょう。ちなみにどちらも訪れるために、事前にパーミットの取得が必須です。
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5.トゥルトゥク
パキスタンとの国境までわずか4kmしかない最奥の村・トゥルトゥク(Turtuk)という村です。ヌブラ渓谷と呼ばれる険しい渓谷を陸路で進むと、この村が現れます。おそらく外国人が入れる最北端の村でしょう。
住人のほとんどがムスリムで、中東系の顔立ちをしています。崖の上と川沿いに村が別れており、影の上にはたくさんのソバの花畑が広がっています。景色、人、全てが美しい街です。
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6.タワン
アルナーチャルプラデーシュ州にあるタワン(Tawang)という村です。タワンはチベット文化圏に属し、チベット教のお寺「タワン・ゴンパ」があります。1680年ごろに建てられた「タワン・ゴンパ」に、観光客は訪れることができます。
遠くから見るお寺の姿もまた、お美しい。タワンの村自体も日本人に顔が似たチベット系の人々が暮らしており、ほっこりする場所です。
7.ナイオジ
商業都市ムンバイが州都であるマハラシュトラ州にナイオジ(Nighoj)という小さな村があります。大都市プネーからおよそ90kmですので、日帰りで訪問可能です。
村の近くには、玄武岩でできた岩が有名な川があります。岩には大小様々なくぼみがあり、中には人間はすっぽり入ってしまうほどの岩もあるとか。地質学者によると、雨によってこの穴は生成されたとのことです。
8.ラナクプル
ラジャスターン州の有名観光地ジョードプルとウダイプルの間に、ジャイナ教寺院ラナクプル(Ranakpur)はあります。大理石の精緻な彫刻に建築好きでなくとも、感動せざるを得ません。
私の持論ですが、ここの寺院はインド最高レベルの建築です。この寺院を見てしまった私はインドの他の建築物で感動することはなくなってしまいました。こんなに素晴らしいのに、アクセスが少し悪いためか寺院には観光客が全然いません。
9.シュラバナベラゴラ
カルナタカ州にあるジャイナ教の寺院シュラバナベラゴラ(Shravanabelagola)です。州都バンガロールからは144km離れているので、1泊して訪れるのが良いでしょう。
ここの目玉はドでかいバ-フバリ像(ジャイナ教の重要人物)です。983年頃に建てられ、世界最大の自立像です。高さは17mあり、お祭りの際は頭の上から赤い水(ギー)をぶっかけるという面白い催しをします。
10.プクタル・ゴンパ
最後にインドの最北部ジャンムーカシミール州にあるチベット教のお寺プクタル・ゴンパ(Phukutal gompa)を紹介します。標高4000m以上のヒマラヤの奥地にこのお寺は存在しています。陸路でデリーから訪れる場合は、50時間ほどかかります(休憩や宿泊除く)。
プクタル・ゴンパまでの道のりは非常に険しいですが、訪れれば僧侶が暖かく迎えてくれます。勤行に励む僧侶、青く美しい河を見ればその疲れは癒しと変わります。
1年以上インドを放浪し続けた結果、最後に行き着いた先はヒマラヤ山脈を望むラダックというエリアです。僕は大自然が広がるラダックに魅了され、気づくと3ヶ月も沈没していました。今回は僕のインドで一番大好きなラダックで絶対に訪れるべき観光地[…]
終わりに
知っている秘境はありましたか?秘境の魅力は、美しい景色でありながら、その景色を独り占めできることではないでしょうか。簡単には訪れることができないからこそ秘境はクセになる。