「スラブ国際トイレ博物館」とは
インドのニューデリーには非営利で365日休む事なくひっそりと運営されている「スラブ国際トイレ博物館(The Sulabh International Museum of toilets)」という奇妙な博物館があります。
2014年にはニューヨークタイムズが選ぶ「世界の奇妙な博物館」で3位に選ばれた事でも話題になりました。また欧米向けガイドブック「ロンリープラネット」にも観光地として紹介されていることもあって、じわじわと人気を高めています。
博物館内では過去5000年間にわたるトイレの歴史を紹介しており、実際にトイレを間近で鑑賞することもができます。
「スラブ国際トイレ博物館」に行ってみた!
このトイレ博物館はニューデリー中心部からおよそ西15km離れた場所にあります。メトロのウッタムナガールイースト駅からオートリクシャを走らせる事10分、やっと到着です。中心部からのアクセスは良いとは言えません。
博物館の門をくぐるとガンジー率いるシュールな像たちがお出迎え。
博物館へ向かう途中、整然と並んだトイレ達が姿を現します。
もはや見慣れてしまったインド式トイレ。
トイレを作るコストが書かれています。2,3万円でトイレが作れてしまうんだから驚きですね。
博物館の外に無造作に置かれたトイレ達・・・
さっそく中に入ってみましょう!!入り口付近にはなぜかトイレと全然関係ない絵が飾られています。
スゴイ!見たこともない多くのトイレ。そして壁にはぎっしりとトイレに関する資料が貼られています。館内は大きい一部屋のみで、あまり広くありません。
どうしても左側の立派な「イス」が気になります…
何かフタのようなものが付いてますね。まさかこれも・・・・
トイレなんかーーーい!!!これは果たして「トイレ」なのか「イス」なのか?
そして右側にあった「テーブル」
机の下にバケツのようなものが。嫌な予感がします。
トイレなんかーーーい!! 机×トイレというインド人もびっくりな発想です。
可愛いキャラクター「Pee&Poo」
この団体はインド各地に公共トイレを設置する活動をしています。インドのトイレ事情は深刻なもんで、人口の半分以上はトイレを家に持っていないのです。
あのタージ・マハルのトイレ設置にも関わったようです。
西洋のトイレでしょうか。博物館内にはまだまだトイレがあります。
見慣れた洋式のトイレも並んでいます!
トイレに関するユーモアあるポスターがたくさん壁に貼られています。そろそろ見渡す限りトイレなので、お腹いっぱいになってきました。
なお博物館には常時スタッフがいるため、無料でのガイドをしてくれます!
ニューデリーのメトロ駅ウッタムナガールイーストからオートリクシャで10分程度(片道約Rs60程度
)
終わりに
ニューデリー付近に住んでいる日本人ですら知らない博物館の紹介でした!ちょっと変わった観光がしたい人にオススメです。昔の家具とトイレの組み合わせには驚かされるばかりでした。