パンゴン・ツォとは
(写真:映画「きっと、うまくいく」のラストシーン baggout.com)
パンゴン・ツォはインド北部のラダックいう地域にある巨大な湖です。インド映画『きっと、うまくいく』のラストシーンのロケ地として使われたことで人気が高まっています。
この湖の魅力はとにかく青いこと。現実とは思えない絵画的な絶景が広がっているのです。(ベストシーズン:6月〜9月)
パンゴン・ツォへのアクセス
パンゴンツォへ行く方法は主に3つ。それぞれメリット、デメリットがあります。私自身は貧乏バックパッカーなので迷わずローカルバスを選択。
1.ジープをチャーター
金銭的余裕のある短期旅行者向けです。パンゴン・ツォで一泊する場合はジープ一台で1万ルピー以上(¥16000程度)。複数人でシェアすれば2000~3000ルピーに抑えることができます。時間は5時間程度。
2.ローカルバス
節約派のバックパッカー向け。意外と快適です。片道たったのRs270(約430円)。バスは慎重にゆっくりと運転をするので8時間かかります。週3回のみレーからバスが出ています。
3.バイク
最もラダックの大自然を肌で感じられる方法です。レンタルの場合は1日Rs1000(約¥1600)程度(350cc)。店との交渉次第。バイクをインドで購入してラダックを駆け巡る長期旅行者は意外に多いです。憧れますね。
ローカルバスでパンゴン・ツォへ!
パンゴンツォへのバスは火・木・土の週3回のみ。朝6時半にレーを出発し、翌日朝8時に同じバスがパンゴン・ツォからレーへ引き返します。(2016/08時点)
前日にレー市内のバススタンドでバスチケットを買っておきましょう。
ローカルバスの車内はこんな感じ。ほとんどが旅行者で、車内はワイワイ楽しい雰囲気です。
乗車率が低ければ横になって眠れるし、道が悪いためバスはあまりスピードを出さないため快適でした。
車窓から見えるチェムレ・ゴンパ。その他にも有名なティクセやシェイのゴンパも通過します。
バスは峠越えを始めようとしています。崖スレスレなのがちょっと怖い。
崖から転落した車。ヒェェーー!!
山の斜面にある細い線がバスで通った道です。とんでもないところに来てしまった…。
標高5360mのチャン・ラ(峠)に到達!世界で3番目に高い車道です。トイレ休憩も兼ねてバスは10分程度停車。
夏の8月とはいえ、さすがにこの標高だと雪が残っています。この日は曇っていたため、日中でもバス内は非常に冷え込んでいました。
ひたすら渓谷を突き進みます。景色は圧巻です!
パンゴンツォへ行く途中にはマーモットが出現するスポットがあります。ローカルバスもわざわざ止まってくれました。なぜかこいつら近づいても全然逃げない。しかも必ずと言っていいほど会えるんです。
パンゴンツォまであと30分というところで、バスが止まってしまいました。どうやら軽い崖くずれがあったようです。皆で協力しあってなんとか車1台通れる道が完成。
残念ながら曇っていますが、湖が見え始めました!!車内は一層盛り上がり始めます。
確かに青い。青いけどちょっと想像と違うぞ・・・。
バスの終点であるスパンミクに到着。湖の目の前で降りることができました。結局この日は晴れず。しかも高山病の頭痛に苦しめられる始末。
湖畔のテントで一泊。朝晩ご飯付きで一人500ルピー。4人でテントをシェアしました。
そして翌朝・・・・・
青すぎる!!
目の前の光景が現実とは思えません。荒涼とした山々、青い湖と空。最高です。
ヤク!!
湖は透明度が高く、塩湖なので塩辛い。
幸運にもヤクの群れとも遭遇!
そして朝8時。少し名残惜しい気持ちがありましたが、前日と同じバスに乗車しレーに戻りました!
行って良かったパンゴン・ツォ!
パンゴン・ツォはインド有数の観光地となっているため秘境とは言い難いですが、絶景好きにはたまりません。半端じゃない美しさです!ラダックに訪れたら必ず訪れたい場所でした。
ガイドブックやブログではジープで訪れるのが一般とよく言われていますが、是非ローカルバスも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか!
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