ウーティを正直レビュー!
標高2300mの高地に位置するウーティは南インドの代表的な避暑地です。私が訪れたのはインド人旅行者が殺到する5月下旬のシーズン真っ只中でした。日中は20℃前後で朝と夜は15℃を下回り寒いくらい。インドの酷暑期を経験してきた私にとってここは天国。南インドで涼しさを求める人にはピッタリです。
ウーティには観光地が少ないと言われていますが、隣町の「グダルール」や「クーヌール」にも目を向ければ多くの自然を味わえる観光スポットが存在します。日本のガイドブックには載っていないので見落としがちです。
唯一の不満は駅周辺から街の中心地にかけては排気ガスによる汚染が酷いことです。綺麗な空気を味わいたいのならば、街から離れた丘の上にある中級ホテルに泊まることをオススメします。
総合評価
おすすめ度:★★★★★★☆☆☆☆
人の良さ:★★★☆☆
居心地の良さ:★★☆☆☆
Airtel 3G:快適
外国人観光客:極少
日本人観光客:極少
最低観光日数:1日〜
対象者:避暑したい人、自然好き
私の滞在時期:2016年05月下旬
※筆者の主観に基づきます。
ウーティ市内の観光地まとめ
インド人旅行者は基本的にバスツアーで観光地を回っていました。インド人に紛れてツアー観光するのもアリですが、私は激安ローカルバスを利用しました。ウーティでは一度もオートリクシャを利用していません。
ローカルバス+徒歩15分以内で各観光地にアクセス可能です。各観光地のアクセス方法は下記記事に掲載します。
まずはウーティの街を理解しようウーティではリクシャを利用する必要がありません。ウーティにある各観光地にはローカルバスで簡単にアクセスが可能です。10分間隔くらいでバスが出ています。[google_map_easy id="4"][…]
1.【世界遺産】ニルギリ登山鉄道
せっかくウーティに行くのなら、片道でも良いので利用したいニルギリ登山鉄道です。1日1本の運行かつ収容人数が少ないので一年を通して予約が取りにくい。予約方法は通常の鉄道と同じです。ClearTripで予約、空き状況を確認できます。1ヶ月以上前から予約しましょう。
おすすめ度:★★★★★★★★☆☆
2.ドダペッタ・ピーク
ウーティ観光のメインの一つと言われているドダペッタピーク。標高はニルギリ地方で最も高い2633mですが、周りに景色を遮る木が多く絶景とは言えませんでした。朝9時に行くと晴れ渡っており、多くのインド人観光客で賑わっていました。
おすすめ度:★★★★★★☆☆☆☆
3.ボタニカル・ガーデン
ドダペッタ・ピークと並んでウーティの目玉とされています。園内にはかなり広く多くの花がありました。正直のところ、この大きさの植物園なら日本にも多くあるので感動はしませんでした。芝生が多くあるので、お昼寝向き。
おすすめ度:★★★★☆☆☆☆☆☆
4.ローズ・ガーデン
ボタニカル・ガーデンに比べると随分と小さいローズ・ガーデンですが景色が良かったです。暇だから花でも見てゆっくりするか!程度の気持ちで行くのが良いでしょう。
おすすめ度:★★★★★☆☆☆☆☆
5.お茶畑
(Image by http://www.mouthshut.com/)
特定の場所ではないですが、ウーティ周辺には多くの茶畑があります。鉄道やバスでウーティに向かう途中には、美しい茶畑が車窓から見えるでしょう。
おすすめ度:★★★★★☆☆☆☆☆
6.ウーティ湖
ウーティの駅、バススタンドから徒歩10分でウーティ湖のボート乗り場に着きます。入場料Rs20(ボート代別)。道路を挟み反対側にはThread Gardenがあります。糸で作った植物が展示されていますが、かなり地味です。
おすすめ度:★★★★★☆☆☆☆☆
7.セイント・ステファン協会
普通の教会です。教会に行くまでの道にはマーケットやお店が並んでいます。
おすすめ度:★★★☆☆☆☆☆☆☆
8.ストーン・ハウス・ミュージアム
(Image by travel2ooty.com)
1882年に建てられたウーティで最も古い石のお家。現在では政府が所有していて、見学することができます。
ウーティ市外の観光地まとめ
ウーティ市内のみだとおそらく満足のいく観光ができないでしょう。隣町まで足を伸ばしてみることをお勧めします。オススメは「グダルール(Gudalur)」の「ニードル・ビュー・ポイント」です。ローカルバスで簡単にアクセス可能な観光地を紹介します。
9.ニードル・ロック・ビューポイント
ニードル・ロック・ビューポイントはウーティ周辺で最も感動した場所です。グダルール(Gudalur)行きのローカルバスで揺られること1時間、針のように長い岩山が現れます。ここから360°見渡せるニルギリ地方の大パノラマは絶景です。ウーティに訪れたなら絶対に訪れましょう。
おすすめ度:★★★★★★★★★☆
目次 1 ニードル・ロック・ビューポイント(Needle Rock View Point)とは?2 ウーティからバスでニ…
10.ピカラ湖
(Image by waahindia.com/travel)
ピカラ湖もグダルール行きのローカルバスでアクセス可能。道路を挟んでボート乗り場のピカラ川にある滝も人気な観光地。ウーティ湖よりも自然を感じられる場所です。
11.Shooting Medu
(Image by www.team-bhp.com)
こちらも同様グルダール行きのバスでアクセス可能。名前からわかるように、インド映画の撮影地によく使われるようです。メデゥには広い高原が広がっています。
12.ブラック・サンダー・ウォーターテーマパーク
(Image by ashok7642.blogspot.in)
個人的に「ここはアツい」と思ったので紹介します。ニルギリ鉄道の始発地点メットゥパーラヤムの近くにあるウォーターテーマパークです。写真家・佐藤健寿氏の「奇怪遺産」にいかにも載ってそうな巨大な彫刻像がお出迎えしてくれます。
終わりに
ウーティ周辺にはまだまだたくさんの観光地があります。ウーティには外国人観光客がほとんどいません。幸せそうなインド人の家族ばかりですが、屈せず楽しみましょう!
ウーティのシーズンは4月〜6月です。私は5月下旬にウーティを訪れました。300ルピー程度の安宿を求めて20件近くの安宿に料金を尋ね回ったのですが、7割近くの安宿は満杯。安宿の相場はRs600〜1200ルピーでした。シーズン中は倍くらいに料金[…]
まずはウーティの街を理解しようウーティではリクシャを利用する必要がありません。ウーティにある各観光地にはローカルバスで簡単にアクセスが可能です。10分間隔くらいでバスが出ています。[google_map_easy id="4"][…]
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