【世界最大】インドの巨大スラム・ダラヴィの意外な真実

強烈なゴミと排泄物の匂い。肌にまとわりつく大量のハエ。ひしめき合う”家”の間を忙しく行き交うインド人たち。五感が全て麻痺するほどの強烈さがこのスラムにはある。インドのムンバイにあるダラヴィは私たちが想像するスラムとは少し異なるようだ。


スラムの定義

国連によるスラムの定義は、下記の5つの中で、1つでも欠けている住居である。

  1. 改善された水へのアクセス
  2. 改善された衛生施設(トイレ)へのアクセス

  3. 住み続けられる保証
  4. 住居の耐久性
  5. 十分な生活空間

ダラヴィとは

jonasbendiksen.com

ダラヴィ(Dharavi)とは、インド屈指の経済都市ムンバイにあるスラム街の名称である。そこではわずか2.5平方kmの地区にとんでもない数の人間が生活している。30万人~100万人もの人々がムンバイのスラムに住んでいると言われているが、機関により数字の幅があるため正確な人口は把握できていないようだ。ムンバイ全人口の半数、1000万人にも及ぶという説もある。

ほとんどのスラムの住宅には、個人のトイレや水道はない。居住者はトイレを利用するために、メンテナンスがほどんど行われてない公共のトイレのお金を支払なければいけない。公共のトイレの78percentは水の供給が不足しており、58パーセントが電気がないというデータもある。

ムンバイにスラムができた理由

blog.realestate.cornell.edu

イギリス統治時代に、市の発展のため水域に恵まれたムンバイは都市開発を繰り返される。そのため雇用機会が劇的に増え、インドの他のエリアから多くの移住者がムンバイへ流入した。その結果、ほとんどの移住者が住めないほど不動産価格が上昇してしまった。こうしてムンバイに労働のため流入し移住者は、スラムに居住するという選択を余儀なくされたのである。

ダラヴィの経済

forbesindia.com

ダラヴィの市場規模は年間10億ドル以上と言われている。スラムに住む人々は仕事がないわけでない。日中は働き、仕事を終えればダラヴィに戻るという生活を送る人々は少なくない。スラムという言葉からは想像できないが、ダラヴィは経済活動が活発な街なのである。

ムンバイのスラムツアー

trailfinders.com

ムンバイでは観光客向けのスラムツアーなるものが人気。ムンバイに訪れれば、たくさんの旅行会社がスラムツアーと銘打った看板を店先に並べている光景を目にする。一般的なツアーではガイド同伴のもと、スラムの中の商業エリヤや居住エリアを廻ることができる。参加するならば、信頼できる業者に頼みたい。

終わりに

今回紹介したムンバイにあるダラヴィというスラムは、インドに数多く存在するスラムの中の一つにすぎない。インドでスラムに取材等で訪れる場合は、現地語が話せる信頼できる人間の同伴が必要だ。

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