【閲覧注意】現代でも人肉を食すインドの修行僧「アゴリ」を知ってるか?

「カニバリズム」とは人間が人間の肉を食べる行為である。現代において「カニバリズム」は日常からほど遠いものであり、猟奇的殺人犯が登場する映画の世界の話だろう。


カニバリズムの習慣をもつアゴリとは

驚くことに現代においてインドでは、人肉を食す「アゴリ」と呼ばれる修行僧が存在している。アゴリとは、ヒンドゥー教の宗派の中でも、異端中の異端の派閥に分類される僧侶(サドゥ)の総称。ガンジス河をのぞむインドの聖地バラナシを中心に彼らは放浪している。

(getyourimage.club)

アゴリが人肉を食べるただ一つの理由

(hiveminer.com)

アゴリにとって「不浄の中にある純粋さ」を求めることがヒンドゥー教徒としての生き方そのものであるからだ。「不浄」と向き合うこと(人肉を食べることは一例に過ぎない)は神への境地へ達する最速のルートだと考えられている。

「死」という概念は、世界共通で人間が忌避する対象であることは言うまでもない。しかしアゴリは不浄である「死」を歓迎する。不浄な存在はなんでも歓迎する。人間の排泄物だろうと。

一方、敬虔なヒンドゥー教徒は、禁欲主義や菜食主義的観念を持ち、生活で実践することで、神を喜ばす(あるいは、神の境地へ達する)。ヒンドゥー教徒の模範であり、いわば正攻法である。

アゴリのファッション

(edtimes.in)

アゴリは遺灰を体や顔に塗っていることが多い(通常のサドゥも同じ見た目をしているので注意)。純粋さを追い求め、裸で過ごすアゴリも少なくない。公共の場であろうとアゴリは関係ない。バラナシでは、法律は無力と思えるほど無法地帯だ。神との対話の為に、酒を飲み、マリファナを外で吸うこともある。

頭蓋骨はアゴリのシンボルだ。人間の頭蓋骨は、生の無常さを感取するリマインダーとして機能するだけなく、お酒を飲む容器としても使われている。

“人肉”の調査先

(washingtonpost.com)

アゴリは人を殺めるわけではない。ガンジス河では毎日インド全土から遺体が運ばれ、火葬場で焼かれている。ガンジス河の火葬場は私たち観光客の間でも、有名であり、気軽に訪問ができる。炎に包まれ、じっくりと焼かれる遺体を目の当たりにし、多くのバックパッカーはそれぞれの気づきを得た。

ガンジス河では、火葬の費用が払えない等の理由で、火葬されずにそのままガンジス河に葬られることもある。そしてそれはアゴリの”食材”となる。

終わりに

インドのバラナシに訪れて、頭蓋骨を携えるサドゥ(修行僧)にあったら、それはアゴリかもしれない。また火葬場のすぐ近くでマントラを唱えるサドゥは、アゴリの可能性が高い。遺体の上に乗っていたら、それはほぼ確実にアゴリだ。

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